地質と土木をつなぐの“貯蔵庫”
(2024年3月24日更新)

札幌郊外のモエレ山

 産業廃棄物で築かれた標高約62mのモエレ山の頂上付近です。造成中にこの右側の斜面が山体崩壊を起こしました。周辺にはGPS観測点があり変動を監視しています。現在は二等三角点「当別太」が設置されています。


このウェブを始めた理由

 社会資本整備のあり方が問われています.より経済的で,より質の高い社会資本の整備のためには,地形,地質,地下水や気象条件などの自然の成り立ちを正確に把握することがもっとも合理的です.
 地質調査の役割は,土木工事による自然の改変に対して,直接的には地山が,広い意味では地球環境がどのような応答をするかを予測し対策を立てることだと考えます.その時に必要なのは,対象とする地質がどのような過程で形成されたのかを正確に判断することです.
 以上のような考えから,土木工事の現場をにらみながら,地質をどのように捉えたら良いかに焦点を当てて考えてみます.

(2001年4月 石井正之)


現在のウェブの記事

 現在、このウェブの記事は「地質と土木」にかかわらず私が興味を持った内容を載せています。
 建設業にかかわる地質調査の第一線から身を引いて、かなりの年月が経ちます。現役の人たちに役に立つ内容を書くのは難しいです。それでも、こんなことに注意すればもっとうまくできるのになと思うことがあります。ですから、建設工事にかかわる地質調査に多少でも役に立つと思うことを書いていきたいと思っています。

(2023年4月 石井正之)