豊平川に架かる橋(2)


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 札幌の中心街の南1条通からにつながる橋で,地下鉄東西線がこの橋とほぼ並行して川の下を通っている.真駒内付近から東北東に流れてきた川がこの付近で東南東に向きを変える.1969年(昭和44年)11月竣功の4径間のコンクリート橋で,片側3車線となっている.
写真13 一条大橋

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 ケーブル用の斜張橋である.
写真14 でんでん大橋

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 千歳方面へ向かう国道36号の橋である.1966年(昭和41年)10月完成の3径間の鋼橋である.
左手遠くに見えるのは恵庭岳,右端は藻岩山である.この橋を右に進むと南4条通で薄野に行き着く.
写真15 豊平橋

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 手前が一条大橋でその向こうに豊平川第一水管橋のアーチ,でんでん大橋の斜張橋が見える.川の中には礫質の縦州が形成されている.
写真16 豊平橋から下流を見る

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 片側2車線の7径間プレストレスコンクリート橋で,1971年(昭和46年)11月竣功.
 この付近から川幅は広くなり,両岸の河川敷にはパットパットゴルフ,テニス,サッカーなどの運動施設が多く設けられている.
河川敷に見える一群の人たちは,毎年6月初旬に開かれる「よさこいソーラン」の練習をしている.
写真17 南七条大橋

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 南九条通りに続く橋で,左岸(写真左手)には古くからの公園である中島公園がある.音響効果が優れていることで全国的に有名な札幌コンサートホール(キタラ)はこの公園内にある.
1963年11月竣功の6径間コンクリート橋である.
写真18 南大橋

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 1995年(平成7年)10月に竣功(架け替え)した3径間アーチ鋼橋である.アーチは車道と歩道の境にあたり,階段が付いているので周囲の景色を眺めることが出来る.歩道部は広場となっており,姉妹都市にちなんで「ポートランド広場」と呼ばれる.
写真19 幌平橋(1)

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 アーチ頂部から西を見る.遠くの山は手稲山である.北大のストーム(酔ったときに輪になって片足ケンケンで回る踊り)の歌の中で「手稲山夕焼け小やけのするところ」という文句があるが,夕日は手稲山に沈む.
手前の森は中島公園である.8月末に開かれる北海道マラソンのゴールとなっている.
写真20 幌平橋(2)

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 アーチ頂部から南を見る.藻岩山と遠くの恵庭岳が見える.
この付近は河川改修がかなり早くに終了しているため,河畔林が成長している.
写真21 幌平橋(3)

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 アーチ頂部から下流(北)を見る.市街地のビル群が目立つ.この付近でも河川勾配はかなり急である.
写真22 幌平橋(4)

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 幌平橋付近の河川敷には,生長したポプラの林がある.木の下では寒さに震えながら若者がジンギスカンパーティをしている.左下に見えるように河川敷内には簡易トイレがあちこちに設置されている.
写真23 幌平橋付近(5)

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 左岸の河川敷から見上げた橋桁.橋脚の曲線とメタリックな橋桁がマッチしている.
写真24 幌平橋(6)

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 幌平橋の上流左岸(西側)にある鴨々川の取水口.この写真の先は中島公園である.中島公園から薄野の東を通り,創成川となり札幌の町を東と西に分ける石狩街道に沿って北に流れ,茨戸で旧石狩川の蛇行流路である茨戸川に注ぐ.
写真25 鴨々川(かもかもがわ)取水口

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 1979年(昭和54年)12月完成の5径間鋼橋である.
写真26 南二十二条大橋

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 写真27 南二十二条大橋から上流を見る
 藻岩山,恵庭岳,ミュンヘン大橋などが見える.藻岩山の尾根がつきるあたりが,軍艦岬と呼ばれるところで豊平扇状地の扇頂付近に当たる.

(2002年8月15日)
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