山岳トンネル工事の切羽における肌落ち災害防止対策に関わる
ガイドライン

 (2018年2月1日作成)

概 要

 厚生労働省は2018年1月18日に表記ガイドライン(以下,2018トンネル・ガイドラインとする) を改正した.

 山岳トンネル工事の切羽では,岩石・岩盤の崩落(肌落ち)による事故が,たびたび発生している.肌落ち事故の6%で死者が出ていて,重篤度が高いのが特徴である.

 厚労省では2016年12月に表記ガイドラインを策定したが,その後,ガイドラインで考慮されていなかった肌落ち事故が発生した.肌落ち事故の状況は,は次のようなものであった.

 改正の概要は次のとおりである.