技術士試験総合技術監理部門の面接を残すのみ
技術士の総合技術監理部門の面接が現在行われています.これが終わると長かった今年の技術士関係の試験が終了します.
今年の特徴は,筆記試験では若い人がかなり合格していることでしょう.物理や化学を含めて基礎的な知識を持った若くて才能のある人に活躍の機会を持ってもらうというのが新しい制度の一つの特徴だと思います.力学や化学や生物学あるいは地球科学の基礎知識を,個々の現場に適用できる能力を持った技術者が数多く出てくることが期待されています.そして,ある分野の積み上げではなく相互の連関を俯瞰的に見て判断を下すのが総合技術監理部門の技術士の役割となるのでしょう.
いろいろな議論がありますが,20ある部門のそれぞれが十分な技術者をそろえることも,日本の技術を底上げしていく上で大切だと思います.
(2002年2月1日)
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