2.2.5 速度検層

 速度検層は坑口付近の風化岩の深度を把握する上で有効である.坑口部では風 化が深い場合等にはトンネルの安定性を検討するために数値解析が必要となる場 合があるが,この場合横断方向の比較的精度のよい地山情報が必要である.速度 検層では上部に高速度層が分布する場合の“挟み層”としての地山劣化部を検出 できるのが利点である.
 高精度屈折法弾性波探査では,速度検層結果と併せ解析を行うことで精度が向 上する.孔内受振を同時に行うことにより,ボーリング孔周辺の解析精度は格段 に向上する.


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