2001年10月末の有珠山
上長和駐車公園から見た有珠山と昭和新山
有珠山の南東側の長流川の川岸から見た有珠山である.この南側で高速道路が長流川を横断している.今回の噴火ではこちら側には大きな変化は見られない.
旧国道から洞爺湖温泉街を見る
通行止めになっている国道230号の展望台手前から洞爺湖温泉方面を見る.
山の影と日向の境にブルーシートが掛かっているところは,道立地質研究所で火山性活断層のトレンチ調査を行っている場所である.
金比羅山A火口
2001年10月現在,もっとも活発に煙を噴き上げている火口である.鋼製のかごは前回噴火(1977年)後に設置されたものである.この付近では,北東−南西方向の断層が発達し,かごは撓んでいる.
観光用にはこの火口を有(ゆう)ちゃんと呼んでいる.
金比羅山B火口
火口の底に水が溜まっている.こちらは珠(たま)ちゃんと呼ばれる.
西山火口に向かう遊歩道脇の正断層
虻田町に向かう国道230号の西側で,西北西−南南東方向である.
西山火口付近の噴気孔
西山火口付近の遊歩道から見ることが出来る.噴気孔の周辺はすでに変質を受けている.
西山火口群
遊歩道から近づける活発な火口.現在はほとんど音はしない.
2001年10月に洞爺湖の対岸から見た火口群
白煙を上げるだけの静かな状態になった.
2000年5月の火口群
激しい噴火は収まりつつある状態.この頃から住民が避難解除を求め始めた.洞爺カルデラの外輪山上では聞こえないが,湖岸に降りてくると腹に響く独特の激しい音がして,とても安心して生活できる状態ではないと感じた.
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