なお,モエレ沼公園については,「日経コンストラクション」(98年9月25日号)に紹介記事があります.
モエレ沼公園の北の入り口付近から眺めたモエレ山.手前の白い石垣はきれいな頂点を作っている.この石垣の手前に400mの陸上競技のトラックがある.
手前の木は色づいたナナカマド.今年は台風18号の強風で山々の木が茶色になってあまりきれいな紅葉は見られないかと心配したが,急に冷え込んだせいか割合きれいな紅葉を見ることが出来る.
土曜日の昼過ぎであるが人っ子一人いない.手前の白い石垣の頂点にあわせてモエレ山の頂上にも頂点を作って欲しかった.
白い石垣の南側の広場から見たモエレ山.右手遠くにガラスのピラミッドの三角形が見える.
手前の白い道は軽量骨材を用いたプレートを敷き並べているが,階段は現場打ちコンクリートである.段数は全部で242段で,21段ごとに踊り場がある.
モエレ山から南西を見ている.川のように見えるのはモエレ沼の南西のはじっこ.この日(04年10月23日)は手稲山に雪が降り立っていられないほどの強風が写真の右から左に吹いていた.
遠くの空は完全に雪雲である.ガラスのピラミッドの手前のコンクリートの屋根は駐車場で,冬は非常に助かる.
南東側から見たモエレ沼公園の全景.中央の茶色の山が造成中のモエレ山で,公園を取り巻くように三日月湖が青く見える.モエレ山の右上の円形の緑は唐松の林で,現在噴水の工事が行われている.11月の晴れた日であった.
モエレ沼公園のほぼ全体が写っています.三日月湖を手前に渡った橋の左側は広大な駐車場です.中央付近の茶色の山が工事中のモエレ山で,その右に円形の唐松林,林の手前にガラスのピラミッドがあります.
遥かに石狩湾とその向こうの浜益付近の山が見えます.
モエレ沼公園の中心部.一番左の茶色の部分がモエレ山で,中央下よりにガラスのピラミッドが見える.右側の白い円形の部分は夏は子供用のプールになる池で季節が過ぎると水は張っていない.
札幌駅の北東約5kmに,北海道の釧路,稚内などへ行く便だけが発着する札幌空港(丘珠(おかだま)空港)があります.飛行機はYS11のみが発着します.04年現在は DHCが飛んでいます.
この飛行場から飛び立ってすぐ東の所に,モエレ沼公園があります.中央の禿げ山は造成中のモエレ山で,完成すると高さは約50mとなり,右上に見えるプレイマウンテンより高くなります.
建設残土を運ぶために,渦巻き状のダンプ用の道が付いていて,クロスカントリースキーの坂登りの練習にちょうど手頃です.
右上に,右側を頂点として白く三角形が見えますが,これがプレイマウンテンです.モエレ山の上の四角い線は,なだらかな斜面に造られた遊歩道です.野球場,陸上競技場も見えます.
上に見える川が三日月湖で,公園をほぼ3/4周しています.公園の外周遊歩道は,約3.7kmあり,10周すればマラソンの距離にほぼ匹敵します.
季節は晩秋で,右に見える黄色い林はカラ松林です.
(この写真は以前のものです.)
冬のモエレ山の斜面をラジコングライダーを持って登る人.風が強く斜面に吹き溜まりが出来る.
モエレ沼公園は空のスポーツもできる.モエレ山の上昇気流を利用してラジコングライダーが飛んでいる.そこにトンビが遊びに来て一緒に飛んでいた.
プレイマウンテンの南斜面でパラグライダーの練習中.広くて電線がないのでたこ揚げにも絶好の場所です.
モエレ沼公園の山に登ると遠く小樽の祝津まで見えます.冬は北西の風が吹き付けるのでモエレ沼公園の山は南と東の斜面に雪が厚く積もります.風の強い日には雪煙が舞います.
このスロープはけっこう急斜面で,てっぺんから滑り降りるのにはそれなりのスキーの腕が必要です.この写真は2003年3月頃のものです.
2004年5月現在中央噴水の工事が行われている唐松林です.「空から見たモエレ沼公園(2)」の画面中央付近にある円形の緑がこの唐松林です.よく手入れをされていて夏には鬼ごっこに最適です.
雪解けとともに何カ所かで崩壊・地すべりが発生し,それを修復しながら最後の仕上げ工事をしている最中のモエレ山です.2003年6月頃の写真です.
モエレ山の右肩に,かすかに見えるのは恵庭岳です.
6月の太陽を浴びるテトラマウンド,プレイマウンテン,桃の形のトイレそしてガラスのピラミッドの四つのてっぺんが見えます.「桃の形のトイレ」はちょうどガラスのピラミッドと重なって手前に見えています.
この広い空間がモエレ沼公園の最大の魅力です.
プレイマウンテンの頂上は360度を見渡せます.札幌の西の百松沢山,烏帽子岳などが見えています.公園の中では一番左に400mトラック,緩やかな斜面になっている広場,一番手前に「桃の形のトイレ」などが広がっています.
遥か右手遠くに祝津周辺の山が見えます.モエレ沼公園からは直線距離で35km強あります.
03年に完成するガラスのピラミッドのてっぺんが雪のモエレ山から顔をのぞかせている.
なだらかな斜面に見えるが走って上ると結構息が切れます.
左に見えるのはステンレスのテトラマウンドと呼ばれるオブジェ.その隣の白い桃のような建物はトイレです.
この何もない広々とした空間には心底ほっとする.
ここにもピラミッド型の遊び場があります.遊具の周りにはゴムマット状の板が敷いてあり,安全に気を配っています.
公園の東側にある人専用の橋です.このあたりは標高約8mで,石狩湾からの北西の風が吹くと欄干がぴゅーぴゅーと鳴り,吹き飛ばされそうになります.
5月初旬でもまだ草の芽は満足に出ていません.
雪解け直後で水はほぼ満杯状態です.夏になって雨が降らないと水位はかなり低くなり,酸素欠乏でフナが死んだりします.
この白い道を見ると不思議と上りたくなる.
斜面左の赤い色は太陽光線が入ったためです.
すっかり雪をかぶり冬山の様相を示しています.この斜面は,かなり急で凹凸があるのでスノーボードダーがジャンプ台を作って遊んでいます.
手前右側は,桃の形をしたトイレです.
彫刻家イサム・ノグチがデザインした公園です.01年4月はじめ時点でまだ完成していません.この写真は,高さ30mのプレイマウンテンから東を見たもので,北に芦別岳,中央に夕張岳,南の遙か遠くに日高山脈が見えます(写真が鮮明でなく申し訳ありません).
南には札幌の町並みと藻岩山,無意根山,かすかに煙を吐く恵庭岳などが見え,西から北西にかけて,三角山,手稲山などが見えます.
冬はスキー,そり,スノーボード,歩くスキーなどが楽しめます.このプレイマウンテンのてっぺんからそりで滑るスリルは,なかなかのものです.
札幌の北から東は平地しかありませんので,この公園の凹凸は非常にありがたいものです.特に,歩くスキー(もちろんスケーティングも出来ます)のコースが整備されているのは貴重です.
プレイマウンテンを西から見たところ.この斜面全体に花崗岩の階段ついていて足を大きくあげないと上れないようになっています.また,この斜面は西向きのため北西の風で雪が飛ばされてあまり積もりません.右側の斜面には手製のジャンプ台がいくつも造られており,そりやスノーボードでスリルを味わっています.
この公園のシンボルの一つは,「サミット」のようです.このテトラマウンドの上の円柱を組んだ三角錐,プレイマウンテン,今年(01年度)完成予定のガラスのピラミッドなどです.この写真を撮っている場所も,サミットを持つ石張りの擁壁で出来た緩いスロープです.
とにかく開放感に浸れるのが大きな魅力です.土曜日の午後でもほとんど人がいないことがあり,夏に子供たちで遊園地やプールが込んでいてもちょっと裏に回ると静かです.
羅臼町から見た国後島に昇る太陽です.左手遠くに見えるのが国後島の一部で,最北端にあるチャチャ岳は,よほど条件がよくないと見ません.羅臼からは近くて大きな島です.北海道からは択捉(エトロフ)島は見えません.
(2003年2月9日更新)